LINEスタンプ用 Illustrator テンプレートと書き出しスクリプト
うっかり3週間ぶりのあわゆきです。
LINE のクリエイターズスタンプを作るときに使う Illustrator のテンプレートのお話です。以前から GitHub で公開しているものをアップデートして、さらに画像書き出し用のスクリプトファイルも追加しました。
テンプレートについて
その名のとおりのもの。1ファイルでスタンプセットの全アイテムを作れるように、アートボードを配置したテンプレートです。制作ガイドラインで規定されている余白などもテンプレートレイヤーとして入っています。
今回の更新
『4列 × 10行』のアートボード配置に変更しました(以前は描き上げたアイテム数をカウントしやすいように『5列 × 8行』のアートボード配置だった)。
なんで4列なん
販売ページや実際のスタンプ使用時のレイアウトが4アイテム横並びなので、それに合わせた形です。
40アイテム全体を俯瞰したバランスや、販売ページを見る人(見込客?)へのプレゼンテーション、使用時の使いやすさを検討しやすくなるかと思います。というか、実際しやすいです。
その他には
テキスト情報(スタンプの名称や説明文など)を入れるスペースをなくして、代わりに制作時の補足事項を入れました。受託制作などでない限り、特にここに全部書き込む必要はないのですよね。多言語で用意するにはスペースを取り過ぎるし。
画像書き出し用のスクリプトについて
以前から考えていたのですが、この機に作成しました。 Script ディレクトリの publishStickers.jsx です。
前述のテンプレートで作ったドキュメントとあわせて使うと、スタンプ画像・メイン画像・トークルームタブ画像を一気に書き出せます。
イラストがすべて完成したら、 [ファイル] メニュー ⇒ [ スクリプト ] ⇒ [ その他のスクリプト… ] から(ショートカットは command + F12)、 publishStickers.jsx を選択してください。ダイアログで保存先を選択後、42点の画像が一気に書き出されます。
ファイル名は一括登録できるものになるので(アートボード名に依存)、確認後 zip 圧縮したら、そのまま登録ドーン!です。
なんでスクリプト使うん
まずは書き出しにスライスを使いたくなかったのがひとつ。
また、制作時にはアイテムにそれぞれアートボードをつけておいたほうが捗る一方で、書き出しメニューからのアートボード書き出しでファイル名の命名ルールがちょっと気に入らなかったのです。
これらを解決するためのスクリプトです。よかったらあわせてお試しくださいませ。
ダウンロードどうぞ
テンプレートのセットを丸ごとダウンロードするのはこちらからどうぞ。
LINEスタンプ制作用 Illustrator テンプレート(Zipファイル)
リポジトリはこちらです。
awayuki/linestamp-ai-template · GitHub
せっかくテンプレートも更新したので、また描きたいです。
寿司ゆき for エンジニャー を GitHub で作ってみます - はてゆき
こちらもすっかり止まってしまっていますし。お待たせして申し訳ありません。がんばります。